マテリアルとトランスフォームの違い

どちらも画像の座標移動、回転拡大縮小(この響き、90年前後のゲームの謳い文句みたいですよねw)を司るモノとして同一視されがちですが
実は結構違います。

ではマテリアルから。
これは元素材がどう見えるか。という点を操作します。
そのためどんだけ拡大縮小しようとも元素材に変化はありません。
また、その処理はアンカーポイントを基準に行われます。
欠点としてはどう見えるかがレンダラーによって変わる所があるため、場合によってはトランスフォームで処理をした方がいい場合もあります


次にトランスフォームを。
まずこれはエフェクトの一つです。GIMPPhotoshopで回転拡大縮小を行った時のイメージ…というのが的確でしょうか。(SAIやPainterのキャンバス回転とは違うよっ)
画像そのものを加工するフィルターであるため、劣化が生じます。
一度縮小したあとに拡大を行うとモザイク状になったり回転する事でシャギができたり。
また、その処理方法も多彩にあるためそれを逆手に取る事もできます。
具体例を挙げればドット絵の拡大処理にはこちらを用いるのをお勧めします。
そして、レンダラの影響は受けません。
不透明度を操作できるのもトランスフォームの特徴です。

実際の運用はどうなの?
前回作った動画に関して言えば回転拡大縮小の処理はマテリアルを主に使いました。トランスフォームは不透明度の操作のみ…ですね。